下部消化管内視鏡検査

下部消化管内視鏡検査(通称:大腸カメラ検査)とは

大腸カメラ検査は、便潜血検査で陽性となった場合や下痢、便秘などの症状がある方が対象です。肛門から内視鏡を挿入し大腸を観察します。病変があったときは生検といって 組織をつまんで(病理組織)検査に出したり、色素を撒いて詳しく観察することもあります。

事前に腸内をきれいにする必要があるので、検査当日の午前中に下剤を飲んでいただきます。検査中は大腸の長さや曲がり具合、腹部の手術の既往があるかなどによって張り感、痛みの感じ方は個人差があります。不安や苦痛を軽減する目的で安定剤を使用することをお勧めしております(ただし、検査当日は車等の運転はできませんのでご注意ください)。また、1人暮らしやご高齢の方、検査が不安な方には、1泊2日の検査入院も可能です。

大腸ポリープが発見された場合、切除が必要なものと不要なものがあります。切除が必要なポリープは悪性の可能性があるものや、将来的に放置すると悪性化する可能性があるものです。当院では、2泊3日の入院でポリープ切除手術を行っています。

内視鏡検査日
曜日 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
午前 上部
(胃)
上部
(胃)
上部
(胃)
上部
(胃)
上部
(胃)
午後 下部
(大腸)
下部
(大腸
ポリープ
切除)
下部
(大腸)
下部
(大腸
ポリープ
切除)
下部
(大腸)

1-①.予約(診察)

消化器科外来の診察にて医師へご相談して下さい。

内視鏡検査を予約するには医師の診察が必要です。(お電話で診察予約が可能です)
外来受診のご予約はこちら 
TEL:0229-22-0063
受診の際は以下のものをご持参ください。
・マイナンバーカードまたは健康保険証
・診察券
・お薬手帳
・健康診断の検査結果表(該当者のみ)
・検診二次検査記入用紙(該当者のみ)
検診の時期は内視鏡予約が大変混雑することがあります。
腹部レントゲンや超音波検査で緊急性があるかを確認の上、検査時期を相談します。
1人暮らしやご高齢の方、検査が不安な方には、1泊2日の検査入院も可能です。

1-②.予約(検査説明)

受診の際は以下のものをご持参ください。
・マイナンバーカードまたは健康保険証
・診察券
・お薬手帳
・健康診断の検査結果表(該当者のみ)
・検診二次検査記入用紙(該当者のみ)

内視鏡スタッフより「問診」「検査までの注意事項等説明」があります。

問診

以下の内容を事前にご準備いただけるとスムーズに行えます。

現在の病状について
・健診で指摘があった
・便秘と下痢を繰り返す
・下血があった
など、いつからどんな症状があるのかをお聞きします。
病歴や既往歴やについて
・過去の手術歴や、これまでの通院歴、既往歴などお聞きします。
※糖尿病の方は注意事項がありますので、必ずお申し出ください。
内服薬について (お薬手帳をご持参ください)
※鉄剤(フェロミア錠、フェルム錠など)を内服中の方は、 必ずお申し出ください。
薬剤アレルギーの有無について
※薬剤でアレルギー症状が出たことのあるの方は、必ずお申し出ください。
検査までの注意事項説明
検査までの食事について
大腸検査食を購入していただきます。
下剤の種類、飲み方について
検査前日用と検査当日用と2種類あります。
安定剤をご希望の方へ
安定剤をご希望の方はお申し出ください。
  • ※ただし、検査当日は、 車等の運転はできませんのでご注意ください。

2.検査前日

朝:下記のような消化のよいものを食べて下さい。
検査前の食事例
避けていただきたい食品
避けていただきたい食品一覧
昼・夕: 指定の「大腸検査食」を食べて下さい。
「大腸検査食」は患者様に購入していただきます。

下剤について(前日用の内服薬)

下剤は、検査前日の20時に内服してください。
普段から便秘薬を内服している方も、 指定の下剤の方を内服してください。

3.検査当日(来院前)

  1. 検査当日は食事しないように注意してください。(お水・お茶は構いません)
  2. 腸管洗浄剤(下剤)の服用を始めます。
  • コップ一杯(180~200ml)あたり、10~15分かけてゆっくり内服します。
  • 腸管洗浄剤を2杯服用するたびに、水またはお茶を1杯のみ、便が薄い黄色の透明になるまで服用を続けてください。
  • ※ 気分が悪い、嘔気・嘔吐、悪寒、腹痛・頭痛などがある場合は 内服を中止し、当院へご連絡ください。
  • ※ 血圧や心臓のお薬を内服している方は、便が透明になってから1時間後に内服してください。
  • ※ 腸管洗浄剤の飲み方はこちら 外部リンクからもご確認いただけます。

4.検査当日(来院後)

予約票に記載してあるお時間までに、外来受付を行ってください

  • 腸管洗浄剤(下剤)を服用し、便が薄い黄色の透明になってから来院してください。
  • 持参するもの
    ・同意書
    ・服用
    ・排便チェックシート

病院スタッフが2階内視鏡室にご案内します。

検査前準備
  1. 貴重品をロッカーに入れ検査着(穴あきパンツ)に着替えます。
  2. 便の状態と体調、病歴などを確認します。
  3. 安定剤や鎮痙剤(注射)使用前の処置を行います。
  • ※ 安定剤を使用すると、1日程度効果が続く可能性があります。そのため検査当日は、車やバイク、自転車等の運転はできませんので、来院時はお気をつけ下さい
検査開始
  1. 検査台に左側を下にして横向きになります。
  2. 薬(腸の働きを抑える薬や安定剤)を注射します。
  3. 肛門に潤滑剤ゼリーを塗り大腸検査を始めます。
  4. カメラが入ったら仰向けになります。
    カメラが進みやすいようにお腹を手で押さえることもあります。
  5. 通常の検査時間は、15~20分程度で終了します。
  • ※ 腸の長さや手術後等によって検査時間が異なります。
  • ※ 病変が疑われる場合には、色素散布や組織を採取することがあります
検査終了後
安定剤を使用した方は覚醒するまでベッドで休んで頂きます。
目が覚めるまで30分~1時間程度かかります。 
  • ※ 検査終了から1~2時間はお腹が張った感じがあります。
    自然に落ち着いてきますが、ガス(おなら)が出る時はがまんせずに出してください。
  • ※ ガスが出て、むかつき等なければ普通に食事ができます。

1階消化器外来にて、医師より結果説明があります。

組織検査(生検)をした場合の過ごし方
  • 出血の危険性があるので2日間はアルコール、タバコ、辛いものなど刺激物は摂らないようご注意ください。
  • お風呂はシャワー浴にし、夜は早めに休みましょう。
  • 自宅で腹痛・下血が続くような場合は病院にご相談ください。

よくある質問Q&A

大腸内視鏡検査を受けるのに、費用はどのくらいかかりますか?

3割負担の場合、大腸内視鏡では5,000〜10,000円ほどです。病理検査など追加することで診療費が変わります。

大腸内視鏡検査は、予約が必要ですか?

必要です。外来受診は電話で予約が取れますのでご連絡ください。

大腸内視鏡検査は生理中でもできますか?

出来ます。医師又は内視鏡担当者にご相談ください。

普段、内服している薬は、当日も飲んでいいですか?

下剤の処方の時に確認させていただきます。オリエンテーション時に個別に指導させていただきます。

  • ※糖尿病の薬は必ず個別に説明させていただいています。

大腸内視鏡検査はどのくらいの時間がかかりますか?

15分から20分程度です。前処置の良し悪しや体型、癒着などによって個人差があります。

下剤に入れる白い液薬を入れ忘れました。
検査はできますか?

できます。検査前に内視鏡担当者にお伝えください。

指示通りに下剤を内服したのに便がきれいになりません。
検査はできますか?

まずは当院までご連絡ください。便の状態を電話で確認させていただき対応させていただきます。

下剤を内服していて気分が悪くなってきました(嘔気・嘔吐)。
検査はできますか?

まずは当院までご連絡ください。医師の指示のもと対応させていただきます。

ポリープがあったらその場で切除できますか?

当院では、処置後の出血等のリスクを考慮して、基本的に入院で行っております。
ポリープ切除は出血のリスクがあるため入院で対応させていただきます。

診療受付

診療日
月曜日~土曜日
診療時間
[午前]8:30~12:00
[午後]13:30~17:00
※ 各科・部門ごとに異なります。
詳細は下記よりご確認くださいませ。

総合受付窓口

0229-22-0063

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  • 上部消化管内視鏡検査
  • 下部消化管内視鏡検査
  • 大腸CT検査
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