糖尿病内科

糖尿病内科

糖尿病の治療は、患者様が正しく病気を理解することが大切です。それは食事や運動など患者様の生活習慣によるところが大きいからです。

糖尿病は合併症が進行しないとほとんど症状はありません。早期の治療が続かない理由です。しかし、早期に診断し治療を開始することが大切です。高血糖は合併症の原因に止まらず、膵β細胞機能(インスリンを分泌する力)を障害します。『糖尿病は膵β細胞機能低下が進行する病気』と考えられています。現在の医学では失われた膵β細胞を元に戻すことはできません。したがって『糖尿病治療で最も重要なことは膵β細胞の量と質を温存する』ことです。そのためには早期に血糖を正常化する必要があります。

インスリン量が少なくてもインスリンの効きが良ければ血糖値は上昇しません。筋肉は動かすことによりインスリンがなくてもブドウ糖を取り込むことが可能です。逆に脂肪細胞が大きくなると、インスリンの働きを邪魔します。したがって『筋肉量が少ない・脂肪量が多い』ことは、インスリンの効きを悪くし、その結果、膵β細胞はより多くのインスリンを分泌しなければならなくなります。この状態が続くと膵β細胞が疲れて潰れてしまいます。逆に、インスリンの効きを良くしてインスリンの必要量を減らすことで膵β細胞を長持ちさせることができます。

糖尿病はやせた人から太った人まで様々です。インスリンの‘量の不足と効きの悪さ’がさまざまに絡み合ってインスリン作用が低下するので、糖尿病は「飲み薬が要らない人」から「インスリン治療が必要な人」まで、ひとりひとり異なります。しかし、糖尿病予備軍の人でも糖尿病を発病した人でも、『食事と運動でインスリンの効きを良くすることが膵β細胞に優しい治療」となります。
当院では、医師、看護師、管理栄養士らが一緒に食事療法を中心とした糖尿病の予防と治療を行います。

体組成分析装置 seca mBCA515

微量の電流を流し、体重・体水分量・骨格筋量・体脂肪量等を測定します。診察前に体組成の変化を確認し、診療や栄養指導に活かしています。

フラッシュグルコースモニタリングを活用する患者様が増えています。看護師、管理栄養士らが協力して、患者様の療養生活を支援します。

以下のような症状のある方は、受診をお勧めします。

  • 喉が渇く、尿の量・回数が増えた、夜間の排尿回数が増えた、体重減少、倦怠感などの症状のある方、または健診で高血糖の指摘のあった方

検査のご案内

  • 体組成測定(seca mBCA515)
  • 生化学検査
  • 血液学的検査
  • 一般検査(尿)
  • 75gブドウ糖負荷試験
  • 24時間蓄尿検査
  • 脈波検査
  • 超音波検査
  • 振動覚検査
  • アキレス腱反射検査
  • ピンプリックテスト

外来診療について

糖尿病内科は予約制となっており、受診には前日までのご予約が必要です。
なお、新患の診療は水曜日の午前中となっております。

当院では、当日の検査結果をふまえて適切な診療が行えるよう努めております。
検査結果がでるまで、1時間程かかる場合もございます。(検査内容によっては、結果を後日にお伝えする場合もございます。)

電話 0229-22-0063

医師紹介

宮下 曜役職:副院長

所属学会
日本内科学会、日本糖尿病学会
資格・認定
産業医

診療受付

診療日
月曜日~土曜日
診療時間
[午前]8:30~12:00
[午後]13:30~17:00
※ 各科・部門ごとに異なります。
詳細は下記よりご確認くださいませ。

総合受付窓口

0229-22-0063

― Pick up! ―

  • 上部消化管内視鏡検査
  • 下部消化管内視鏡検査
  • 大腸CT検査
  • マンモグラフィー検査
  • 永仁会だより
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