部門紹介
放射線科
撮影から読影補助までチームで診療を支えます
放射線科は、各診療科から依頼されたX線撮影・CTなどを検査している部門です。数々の認定資格を取得した経験豊富な診療放射線技師が検査に携わっており、最善な画像情報を提供しています。
特に大腸CT検査は、令和3年『大腸CT検査技術認定施設』として認められました。全国100施設、宮城県では当院を含め5施設のみです(令和5年11月1日現在)。消化器科医が中心となり、『大腸CT検査技師』の資格(日本消化器がん検診学会認定)を有した診療放射線技師も携わっております。
院内だけでなく、地域医療機関からの検査依頼も常時受付けており、地域の皆様に貢献できるよう努めています。
業務内容
- 一般撮影検査(2室)
- CT検査(80列型CT装置:1台
- 3D医用画像処理ワークステーション:1台)
- 乳房検査(マンモグラフィ装置:1台)
- 透視撮影検査(X線TV装置:1台)
- ポータブル装置検査(2台)
- 歯科撮影検査(歯科用X線撮影装置:1式)
一般撮影検査
一般撮影はX線を用いて胸部や腹部、四肢などあらゆる部位の透過写真を撮ります。いわゆる「レントゲン写真」を撮影する検査です。
CT検査
マルチスライスCT
『CT』とは、Computed Tomographyの略式名称であり、人体に多数の方向からX線を照射し、体の断面をコンピューター解析によって画像化する検査です。
当院は『マルチスライスCT』を採用しており、優れた描出能を発揮すると同時に撮影時間の大幅な短縮と放射線の被ばく量を抑えることができ、患者様が安心して受けていただける検査です。
- 単純CT:検査時間5~10分程度
単純CT検査とは、造影剤を使用せずに撮影する検査です。 - 造影CT:検査時間15~20分程度
造影CT検査とは、ヨード造影剤を静脈から注射して撮影する検査です。 - 大腸CT:検査時間15~30分程度
大腸CT検査は、炭酸ガスで大腸を拡張させCTで撮影します。その後ワークステーションで立体的な三次元画像(3D)を作成し診断します。
マンモグラフィー検査
マンモグラフィーとは、乳がんの初期症状である微細な石灰化や、セルフチェックではわかりにくい小さなしこりなどを乳房専用のX線撮影装置を使用して診断する検査です。
透視撮影検査(X線TV検査)
デジタルX線TVシステム
X線TV(エックス線テレビ)とは、X線照射しながらモニター画面上で人体内部をリアルタイムに透視観察し撮影する装置です。
バリウム造影剤を用いて胃や大腸などの粘膜の状態を調べる検査や、内視鏡を使って胆管・膵管を造影する検査ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)があります。
歯科撮影検査
矯正歯科治療の検査をする専用のレントゲン撮影装置です。
認定資格
放射線管理士・放射線機器管理士、臨床実習指導教員、放射線被ばく相談員、オートプシー・イメージング(Ai)認定診療放射線技師、画像等手術支援認定診療放射線技師、下部消化管(注腸)認定診療放射線技師、消化器内視鏡技師、胃がん検診専門技師、読影補助認定技師、大腸CT検査技師(大腸CT検査技術施設認定)、 X線CT認定技師、肺がんCT検診認定技師、大腸CT専門技師
業務実績(件数)
令和5年度 | 令和4年度 | 令和3年度 | |
---|---|---|---|
大腸CT | 55 | 48 | 58 |
令和5年度 | 令和4年度 | 令和3年度 | |
---|---|---|---|
外来 | 1828 | 1891 | 1760 |
健診 | 1329 | 1551 | 1701 |
合計 | 3157 | 3442 | 3461 |
診療受付
- 診療日
- 月曜日~土曜日
- 診療時間
- [午前]8:30~12:00
- [午後]13:30~17:00
- ※ 各科・部門ごとに異なります。
詳細は下記よりご確認くださいませ。